第Y章 チーちゃんの出産
1994年1月5日
残り2頭の出産に備えるチーちゃんと私達
1頭目の赤ちゃんを出産してから約1時間半、いよいよ次の出産がせまってきました
前回同様、強いいきみとともに袋(羊膜)に包まれた赤ちゃんの姿が見えてきました
袋の中では、白とやや黒っぽく見える模様のある
明らかにシーズーの赤ちゃんが元気に動いています
前回、おじが取り上げてくれた赤ちゃんのことを思い出し
今度は、私が取り上げる番です
妻に産湯の準備をさせている間に、私は少しだけ袋に包まれた赤ちゃんを引っ張り
取り出しやすい状況を作り、着々とこなしていました
袋から上手に出てきて、産声をあげる赤ちゃん
そーっと産湯に浸からせると、気持ちよさそうにしています
出てきた赤ちゃんは、女の子で体重150g、先に産まれた女の子同様キレイな模様でとても元気
へその緒(臍帯)などの処理も無事にでき、次の赤ちゃんを取り出すことにも
「自分でできた」ということでちょっとだけ緊張感もなくなり、タバコに火をつけて一服
考えてみると出産前からぜんぜんタバコを吸うことなく、出産に取り組んでいました
ここまで続けて女の子が誕生、あと1頭「男の子だといいね」といいながら
時間が経過、次のいきみがくるのを待っていました
そして第2子誕生から1時間半後。いよいよ3頭目の赤ちゃんが
3頭目ともなるとチーちゃんもだいぶ慣れたのか
やや強い、いきみと同時に赤ちゃんが「するり」と出てきました
そして、袋の中を見てみると全体に黒っぽい色
袋を破ってみてみると、背中一面に茶色がキレイな赤ちゃんでした
しかし、なんとなく他の赤ちゃんと違うカンジがしたのでよく見てみると待望の男の子
そこまでは良かったのですが、泣き声がしない
そして他の赤ちゃんより小さいカンジが…まずは、背中をこすりマッサージ
その間にも、手の中の赤ちゃんが先にうまれた赤ちゃん達より明らかに小さいのがわかる状態
なんとか、か細い声だけど泣くのを確認。はかりに載せて体重を見てみると
わずか100g、やはり小さい
他の赤ちゃん達より動きも少ないかんじだけどまずは様子を見ることに
そして出産も終わり、チーちゃんと最後にうまれた赤ちゃんも含め
みんな1つのサークルに入れてあげました
先に産まれた赤ちゃん達は、チーちゃんのオッパイに自ら吸い付き
誰に教えられたワケでもないのに上手に手で押しながら、美味しそうに母乳を飲んでいました
しかし、小さな赤ちゃんは自分からチーちゃんの近くまでは行けるけど
オッパイに吸い付くことができず、私や妻が支えてあげなくてはならない状態
しかも、ちゃんと母乳が飲めていない様子
それでも、少しは飲めているのかそれとも身体が小さい分、少量しか飲まないのか
この先、体重を量りつつ様子を見て行くこととなります
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