第[章 新しい家族

1994年1月

病院からの帰り道、コンビニに寄りポカリスエットを購入

先生とお話をしたときに、ポカリスエットを適温になる程度温め

注射筒を使い少しずつ与えれれば…というお話をしていたので

早速、小さな赤ちゃんに与えてみることに…


その行為は、まるで自分が幼少期に母に教えられ

セキセイインコの雛にスポイトのような器具で粟のエサを与えた行為に似ていました


そして、口元に注射筒の先端を近づけ少しだけポカリスエットを押し出してみると

赤ちゃんは舐めるしぐさを見せました。さらに、少し舐めたあと催促するかのように

自分から注射筒の先をくわえ込むように飲み始めました

とりあえず、飲んでくれたのでひと安心

その後、数時間ごとに赤ちゃんにポカリスエットを与えつづけ

次の日まで命は持ち越し、さらに飲ますたびにどんどん元気になっているような気がしました

しかし、このままポカリスエットだけで栄養は足りるのだろうか…

そんな疑問を抱き、ミルクを与えてみることにしました

でも、ミルクを同じように注射筒に入れ与えようとすると

なんと、拒否するのです

とりあえず、ポカリスエットで元気がでてきているのでそのまま与えて様子をみることにしました

そして、2日過ぎ・3日過ぎ…命が絶えることは無く少しずつ体重も増え元気になって行く赤ちゃん

しかし他の赤ちゃん達は、お母さんの母乳を飲みスクスクと順調に大きくなっていたため

すでに生後20日近く経った時には、一回りほど身体の大きさの差もありました

結局、この時まで母乳もミルクも飲めずポカリスエットで育った赤ちゃん

たぶん、ポカリスエットの飲みやすさや味など産まれたときから与えていたため

それに慣れてしまい、それが普通になってしまったのか

しかし、やはり気になるのは栄養…そこで、生後20日

この日から離乳食を与えてみようと思い、当時ヒルズから発売されている「仔犬用グロース」の缶詰

これをミルクに少量混ぜて、スプーンで与えてみました

すると少し舐めた後、気に入ったのか意外にもよく食べてくれました

この日から離乳食だけ与えることとしました


さらに日にちも経過して生後30日頃

小さな赤ちゃんの状態はすっかり安定したようで
身体の大きさも今までの成長の遅れを挽回するかのように

スクスクとみんなの大きさに近づこうとしているようでした

そして、自分達もこの先のことを考えなくてはならないときが来ていました

チーちゃんは、初のお産で3頭の赤ちゃんを産んでくれましたが

3頭全部をウチで飼うことは困難、なので誰かに譲らなくてはなりません

しかし小さな赤ちゃんは、今までのことから譲ることはできません

なのでウチの家族として一緒に暮らすこととなります

そこで、普段自分達は小さな赤ちゃんを呼ぶときに「チビくん」と呼んでいたので

そのままそれを名前にして、ウチで一緒に暮らすことを決め

プー・チーちゃん・チビくんの3頭と一緒に暮らすこととなります


ある日のチビくん(生後5ヶ月頃)



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