第V章 チエちゃんとの出会い
1992年新居へ引越し、新生活が始まりました
相変わらず私はでんきやさんの商売、妻は軽食喫茶の店員
生活をともにすることになった義弟も当然職場へ
プーとは、一緒に暮らすことができるようになっても朝から夜まで1人ぼっち
できるだけ仕事の合間を見て家に戻りプーに接し遊んであげたり
テレビをつけっぱなしにしておいたり、寂しくないように努力していましたがやはり限度があります
「これでは、やはり意味が無い。ウチに来ることで今までとは違う生活、幸せに暮らしてほしい」
プーがお留守番中でもヒマをしないでいられる方法として、プーの家族(犬)を作ってあげようと思い
以前、妻が一緒に暮らしていた(当時、妻の実家で生活)「チャオ」も一緒にと考えました
しかし、妻の実家に預けた後「チャオ」も実家の愛情たっぷりに暮らしていたので
互いの情もうつっている状態。それをいまさら勝手な言い分で連れてくることはできず
ましてプーとは歳の差もあり、さらに「男の子同士仲良く暮らせるのだろうか?」という疑問もあり
できれば歳も近く、そして「お嫁さんを迎え入れるのはどうだろう?」と考えました
しかし、お嫁さんがほしいと思っても「ハイ。お嫁さんですよ」と
簡単に譲ってくれるヒトも見つかるワケでもありません
ましてペットショップで購入するにも高額なため、生活の状況を考えても無理なことでした
それでも「プーのお嫁さん」計画はあきらめませんでした
そして年月は流れ1993年のある日
実は、妻の母親の妹(おば)から譲ってもらった「チャオ」には兄妹がいて
母親の弟(おじ)の家で生活。そして他にも数頭のシーズーやシェルティーと暮らし
以前、ブリーディングもしていたとの話を妻の母から聞き
もしかすると、おじに相談することで「プーのお嫁さんが見つかるのでは」と思い
おじに会いたく、家の住所を妻の母にたずねることとしました
住所を聞くと、おじの家は私の家から近くわずか数分の場所だと知り
早速、仕事を終えた夜おじの家をたずねることにしました
おじの家に着くと、外には数頭のシェルティー
そして室内には数頭のシーズー達が一緒に生活していました
さらに偶然にも、うまれたばかりの「シーズー赤ちゃん」もそこにはいました
おじの家の仔達は、すでに歳を重ねたためブリーディングを積極的にはしておらず
シェルティー達はすでに隠居生活、そしてシーズー達も歳を重ねてきたため
そのときに子育てをしていたシーズーだけが赤ちゃんを作れる歳だという
そこで、プーの事情を話しお嫁さんを捜していることを伝えると
そのとき、おじの家の仔として生活していた1頭の女の子を連れてきてくれました
その仔の名前は「チエちゃん」まもなく生後6ヶ月になる女の子で
可愛かったので手放さずおじの家で生活、おじの家族も「チエちゃん」を可愛がっていました
しかし、おじは「プーのお嫁さんならチエちゃんを」と…
おじが話すには、チエちゃんはすでに6ヶ月なのであと半年も経てば赤ちゃんをつくることができる
それならば、うまれたての赤ちゃんよりもチエちゃんが望ましいと言うのです
たしかに、それは理解できますが今までおじや家族のみなさんが育ててきたことを思うと
気持ちは嬉しいのですが、簡単に返事は出せません
しかし、おじも今までの経緯や私の想いなどを考えてくれ強く薦めてくれました
そして、おじ家族の好意に甘え「チエちゃん」を安価で譲ってもらうこととし
ウチの家族として迎えることとになりました
その後、ウチに連れ帰りチエちゃんとプーの反応を見てみると
初対面で緊張しているのか、それとも互いに警戒しているのか
でも、プーはまんざらでもない様子。チエちゃんは強気の態度をくずさず、といった様子
とりあえず、今後の生活を見守っていくこととしました
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