みなさんの中には、TVや実際にドッグショーを見て
“やってみたい!”と思われた方もいると思います。
そんな方々をプリティーワンでは応援しています。
ここでは私が所属しているジャパンケネルクラブ(JKC)のショーに関して
少しだけ説明したいと思います。

●ドッグショー本来の意義・目的とは●
犬種の向上・発展
(特に繁殖上役立つもの)
犬種の普及
文化の発展に大きく寄与
(犬を通じ、社会教育へ貢献)
愛犬家同士の親睦
犬に関する識見向上
特に繁殖上役立つというのは、最大の目的であり
名犬・優秀犬の作出に関する繁殖を意味します。

●参加するにあたって●
ドッグショーは会員の行事なので、JKC会員でなければなりません。
出陳犬は、自分名義の所有犬でJKC登録犬でなければなりません。

●出陳できる犬の年齢・ショーの種類と進行●
全犬種クラブ展・単犬種展・犬種部会展・連合展・FCI展(インターナショナル)があります。
ここでは主に一般的な全犬種クラブ展に関して書きます。
生後4ヶ月から出陳する事ができます。
生後4ヶ月〜6ヶ月→ベビ(B)ークラス
生後6ヶ月1日〜9ヶ月→パピ(P)ークラス
生後9ヶ月1日〜15ヶ月
→ジュニア(J)クラス

生後15ヶ月1日〜24ヶ月→ヤングアダルト(YA)クラス
生後24ヶ月1日〜→アダルト(A)クラス
年齢に関わらずチャンピオン→チャンピオン(CH)クラス
上記のように年齢区分され
ベビーマッチショー
パピーマッチショー
チャンピオンシップショー(Jクラス以上)
の3つのショーが開催されます。
各クラス毎、オス・メスの順序で1〜10に分かれたグループの順番に審査は進行されます。
シーズーはトイグループと言われる愛玩犬のグループで、9グループ(G)に属します。
チャンピオンシップショーでのJ〜Aクラスは、それぞれの代表犬を選出(ウィナーズ戦)
その勝者がウィナーズドッグ(WD)となり
その時の出陳頭数が3頭以上の中からのWDの場合
チャンピオンチャレンジサーティフィケイト(CCカード)が与えられます。
(言わばチャンピオン犬に1歩近付く事になります)
そしてWDが
CHクラスに混じり、そこでの勝者がベストオブブリード(BOB)となり
シーズーの代表として犬種選出戦(エクセレント(EX)戦)へ出場する事となります。
EX戦では、上位13頭(ベビーパピーは上位8頭)が選ばれます。
ウィナーズ戦で出陳頭数に満たなかった為、CCカードをもらえなかった場合
EXに選ばれた時点で、CCカードが与えられます。

そこから更に上位3頭が選ばれます。
そして勝者がオスの場合はキング、残りの2頭がリザーブキング
メスの場合はクィーン、リザーブクィーンとなります。
そして最後にキング対クィーンの勝負をして
勝者がその日の展覧会でのベストインショー(BIS)
(B.BIS)(P.BIS)
(言わば全犬種の頂点)の栄冠を手にする事ができます。

しかし、この時点でチャンピオン犬になれる訳ではありません。
先ほどのCCカードを3枚
メジャー・チャンピオンチャレンジサーティフィケイト(M・CCカード)が1枚
これら4枚のカードを集めなければなりません。
M・CCカードは、連合展・FCI展・犬種部会展で発行されます。
しかし、シーズーの場合犬種部会は無いので連合展もしくはFCI展でのチャンスとなります。
連合展・FCI展は
、全犬種クラブ展よりも出陳頭数が多く
かなりの大舞台です。しかし、いつものようにリラックスしてショーに望んでください。
ハンドラー(引き手)が緊張していると
リード(引き紐)から犬に緊張が伝わると、よく言われます。


きっと、あなたもいつの日かショーの舞台に立った時
手が震えるほどの緊張感に包まれる事だと思います。
しかし、毎日訓練を重ね手入れをした我が子が
自分と共にリンクという舞台で長いコートを惜しげも無く、華麗に見せる事ができたなら
きっと、周囲のシーズーファンシャーは惜しみない拍手を送ってくれる事と思います。