シーズーについて
【まえがき】
シーズーは愛玩犬であり
ドッグショーでも特に頭部(顔)と被毛(コート)を重要視されます。
審査においての比率は頭部20%被毛20%を基準としています。
ここでは特に頭部と被毛についてわかりやすく説明したいと思います。
【はじめに】
シーズーはスクエアタイプ(正方形)ではありません。
体長(キ甲〜尾の付け根)は体高よりわずかに長く、しっかりとしています。
注:(キ甲=肩の付け根)
サイズ的には体高(地面〜キ甲)は27cm以下
体重は8k以下、理想は4〜7kです。
胸は広く深く背線は水平が理想、尾は高く位置し背に巻き上げ飾り毛が豊富。
歩様はスムーズに流れるようで、誇らしげに見える。
前肢は良く伸び、後肢は力強く足の裏がすっかり見えるほど伸びる。
しかし、わずかにローリングするのが特徴です。
【頭部について】
頭部全体は大きく丸く、そして短プン種(口元が短い種)です。
前から見ても横から見てもまぁ〜るくなくてはなりません。
そして、マズル(口吻部)は正方形に近く
強い下アゴを持っていなければなりません。
その為には、アンダーショットが必要
スタンダードではレベルバイトも許されていますが
完全なレベルバイトは弱いアゴを招く傾向があります。
理想としては、3mm以内のアンダーショット
ただし、きついアンダーショットであっても口元を変化させたり
美感を損なわなければ許される範囲でしょう。
しかし、すくい上げるようなアゴやオーバーショット
口吻を閉じていても歯や舌が見えるものは欠点です。
目は大きく丸く暗色、両目間はほどよい間隔で離れ
出目やギョロ目ではなく愛らしい感じの目が望まれます。
肝臓色の犬は淡い肝臓色の目でもOKです。
鼻鏡は適度に大きく、色は黒ただし肝臓色の犬は濃い肝臓色でもOKです。
鼻端からストップまでの長さは約2.5cmが理想
頭部の大きさ等とのバランスが全体にとれていなければなりません。
首は充分な長さで背線に緩やかな傾斜で頭部は高く保持されている。
しかし、首が単に長いという意味ではなくレイバックが正しいという事です。
注:(レイバック=首の傾斜)
シーズーは頭部が大きいのでバランスが大事
その為には良いレイバックと肩が必要という事です。
耳は頭の頂上よりやや低めについている方が望ましく
頭蓋が丸く見える為には両側に離れている方が良いです。
そして、大きく長い飾り毛があります。
【被毛について】
被毛は長く豊富で直毛でも絹糸状でもない。
しかし、縮れている訳ではなく上毛が密生し柔らかな下毛も有するダブルコートです。
カールした上毛は好ましくないが、ウェーブに関しては許される範囲です。
毛色は一般的にゴールド&ホワイト、ブリンドル&ホワイト、ブラック&ホワイト
レッド
&ホワイト、グレー&ホワイト等があげられますが
その他すべての色と模様が認められていますのですべて同等に評価されます。
ただし、参考までにイギリスケネルクラブ(KC)では
前頭部のブレーズと尾の先が白い方が高く評価されます。